転職・異業種

アパレル経験者の転職は不利?おすすめの業種とアパレル販売員を辞めたいワケ

ファッションが好き!

人のコーディネートするのが楽しい!

おしゃれな販売員に憧れる!

多くのアパレル販売員がきっとこんな気持ちで仕事を始めたのではないでしょうか。

実際に働いてみると、

思っていた仕事と違う…

体力の限界!

休みが取れないなぁ…

この先もずっとアパレル販売員の仕事を続けるのは厳しいかも。

そう考えている人も多いはず。

とはいえ、

アパレル販売員の仕事って、他で活かせるスキルがない…

異業種の転職は難しい?

接客力を磨くアパレル販売員の仕事は、PCスキルのような専門性のあるスキルが身につくわけではありません。

スキル面を理由に転職をためらう人はたくさんいます。

そこで、この記事ではアパレル経験者におススメの転職先をまとめました。

なぜおススメなのか、理由も説明していくので、ぜひ参考にしてみてください。

アパレル経験者の転職におススメの6業種

アパレル販売員の仕事で身につくスキルはこちら。

・聞く力
・共感力

・観察力
・相手に合わせられる能力

日ごろから様々な年代のお客様対応をするアパレル販売員は、とにかく対人スキルが高いです。

このコミュニケーション能力の高さを求める企業は案外多いです。

おススメの転職先6つ

1 .営業職

アパレル販売員の接客力を活かすなら、営業職は外せません。

営業職は個人向け・法人向けの2種類あります。

どちらもお客様に商品・サービスを売る仕事です。

インセンティブ制度の営業職が多いため、売れれば高収入のチャンスがあります。

そして、営業職にはノルマがあります。

アパレルで売上に対してモチベーションの高かった人は営業職がおススメです。

接客が好きな人、コミュニケーション能力に自信がある販売員にも相性の良い業種です。

2.一般事務

事務に必要とされるスキルはこちら。

・コミュニケーション能力

・スケジュール管理能力

・臨機応変な対応力

・PCスキル

事務職は社内外の様々な人と関わる仕事です。

 期日が決まった仕事を与えられ、電話対応などの業務と並行して作業します。

アパレル販売員のコミュニケーション能力の高さ、臨機応変に仕事に対応できるスキルは高く評価されます。

特別資格が必要な業種ではないため、アパレル販売員でもトライしやすい業種です。

データ入力、書類や資料の作成等PC作業が中心になるため、PCスキルは必須。

Word、Excelの能力が必要です。

営業事務の場合はPowerPointも必須。

PCスキルは完璧でなくても大丈夫です。

日ごろからタイピングやPC自体には慣れておいた方がいいでしょう。

3.アパレル以外のサービス業

アパレル販売員の経験と一番似ている業種ではないでしょうか。

お客様対応がメインになります。

そのため

・ヒアリング力

・共感力

・柔軟性

が求められる仕事です。

客単価の高い、

  • 宝石店の販売員
  • 自動車ディーラーの販売員

など、高単価商品を扱う仕事は高収入が見込めます。

販売はしたくないけど、接客は好き。

こういうタイプの人は、ホテル業のような売上には関わらない仕事がおススメです。

4.システムエンジニア

システムエンジニア(SE)はクライアントの要望を聞いて、プログラマーに何を作ってもらうかを明確にします。

クライアントの話を聞く力、分析したものをプログラマーに伝える力が必要です。

ここでもアパレル販売員のコミュニケーション能力を発揮できます。

ユーザーの問い合わせ対応・トラブル時の報告も業務に含まれます。

臨機応変に対応することが求められます。

SEに必要なスキルはこちら。

・ITシステムの知識

・コミュニケーション能力

SEの仕事はITの保守・運用です。

既存システムの修正、正常に稼働させるための知識が必要です。

入社してからの勉強は必須になりますが、この先も需要が高い業種なので試す価値はあります。

5.介護職

コミュニケーション能力必須の業務です。

自分で体調の変化などを伝えられない高齢者もいるので、観察力も重要になります。

他のスタッフとの連携も大事です。

日々お客様の観察やチームで売り上げを取っているアパレル販売員に向いている仕事といえます。

介護に関する知識の勉強のほか、体力が必要になります。

アパレル販売員の立ち仕事・力仕事が苦ではなかった人におすすめです。

6.アパレル業界の他職種

いっそアパレル業界で本社勤務を狙うのも一つの手です。

MD(マーチャンダイザー)

販売戦略を立てる・売上を分析することが仕事。

ニーズ調査、マーケティング力が必要になります。

売上に左右されるので分析力、責任力が重要です。

VMD(ヴィジュアルマーチャンダイザー)

店舗ディスプレイ、レイアウトの指示・管理をする仕事。

視覚的に売上を作っていきます。

センス・分析力が必要です。

これらはアパレル販売員の仕事をしている人にとって聞きなじみのある仕事ですよね。

販売の仕事とは内容が異なるので、接客からは離れたいけど、ファッションには携わりたい。

そう思う人におススメです。

また、学生時代服飾専門学校に通っていた人にはこちらの道もあります。

デザイナー

文字通りデザインをする職種。

ほとんどの企業で服飾専門学校卒業が必須です。

服飾専門学校に行くほどファッションに関心のある人なら、アパレル販売員の経験を経て試してみるのはいかがでしょうか。

パタンナー

型紙を作成する仕事です。デザイン画を元に作成します。

こちらも専門的知識・技術が必要。

パタンナーも服飾専門学校の卒業生が有利になります。

アパレルからの転職を決意するなら、早い方がいい

次は年代別に考えていきます。

20代

20代のアパレル経験者はやはり、採用率が高いです。

企業がこれから長く勤めてもらえる人材と判断してくれるからです。

これはアパレル経験者に限らず、他の業種経験者もそうでしょう。

30代

30代になると、アパレルから他業種への転職は難しくなるとよく言われます。

30代に企業が求めるものは、即戦力。未経験よりも経験者が欲しいと思う企業は多いです。

しかし、30代は転職エージェントの活用で異業種に挑む手立てがあり

行動を起こしたいと思うのなら、まずは転職エージェントの登録をするのがおススメです。

40代

40代から異業種への転職はかなり厳しくなってくるのが現状です。

30代以上に会社を引っ張っていくベテランを求める企業が多くなるからです。

しかし、40代でも転職エージェントを活用し、異業種にトライすることはできます

アパレル経験の中で店長など、役職についていればマネジメント経験があるはず。

そして様々な世代のスタッフの育成、指示。売上を取るための戦略立て。

アパレル経験の中で身に着けたスキルは確実にあります。

転職エージェントは、自分の細かい経験ックして合う企業を紹介してくれます

もう一つ、30代、40代は特に、同業種の求人もチェックもしておくと良いです

30代、40代までアパレルで頑張れたということは、その中でやりがいや、得意なことがあったはず。

今いる会社に不満があっても、別のアパレル会社に移れば解消される可能性があります。

同業種での転職なら即戦力としてバリバリ働くことが可能です。

アパレル販売員を辞めたいと思う理由5つ

そもそもなぜアパレル販売員を辞めたいと思うのでしょうか?

辞めたいと思う理由を明確にすることは、次の仕事を探す際にも重要です。

1.給料・休日の待遇が悪い

スタッフ
アパレル販売続けたいけど、給料的になー

筆者の働いていた会社でも、給料、休日の面は厳しいと思いながら働いていました。

周りにいたスタッフは、結婚していてパートで働く人が多かったです。

がっつり稼ぎたいと思うのはなかなか厳しいです。

スタッフ
接客は楽しいけど、世間一般の休みの日に仕事があるからしんどい…

休みも希望休が出せない、そして連休がとれません。

国税庁の令和4年分民間給与実態統計調査によると、民間企業の1年間の給与平均が458万円

(参考)

国税庁長官官房企画課 令和4年分民間給与実態統計調査

対するアパレル販売員の平均は、求人等を参考にすると220万〜600万程度。

振り幅が大きいのは、専門性のあるブランドやラグジュアリーブランドが比較的高収入になりやすいためです。

店長クラスになっても、年収は300万以下で働くスタッフも周りにはいました

そのため、一部を除くと平均給与よりも安い傾向があります

2.職場の人間関係がつらい

スタッフ
アパレル関係、人間関係なかなかめんどう。雇用形態の違う人もいるしね。

もちろんショップにもよりますが、悩んでいるアパレル販売員の理由に必ず人間関係があります。

毎日のノルマを追いかけるストレスもあり、ギスギスしてしまうのは仕方ないのかもしれません。

3.長時間労働・サービス残業の多さ

スタッフ
やばい、全然仕事おわらない…こんな時に限って店も混んじゃって。

人手不足ということもあり、抱える仕事がとても多くなります

オープンから結局ラストまで…帰りたくても帰れないことがたくさんあります。

4.体力面でのきつさ

スタッフ
夏のセールと年末年始って本当に体力勝負。毎日納品で10箱くらい荷物届くし…

好きで働くことにしたとはいえ、疲労が溜まりすぎて頑張りたくても頑張れない

休日は寝て過ごしてしまう人も。

5.将来のビジョンが見えない

実際のところ、アパレル販売員からキャリアアップすることはかなり大変です。

店長、チーフになるまでに時間がかかる会社もあります

頑張ってエリアマネージャーまで目指すことはできますが、とても時間がかかります。

5つの具体的な辞めたい理由をまとめました。

働くうえで重要だと思うポイントは人それぞれです。

辞めたい理由を明確にしておくことで、本気で転職しようと思った時、仕事を選ぶ基準になります

例えば一番つらいと思っていることが、給料が低いことである場合。

この場合、次に選ぶ仕事は今よりも高収入の仕事である必要があります。

土日に休みたいと思うなら、土日休みの会社を選ぶことが大切です。

アパレル販売員の仕事で得意だったこともピックアップしておこう

おススメ業種の紹介で触れているように、各業種で求められるスキルはちょっとずつ変わってきます。

・数字を取ることが好き
・お客様を接客することが好き
・ストック整理や納品さばきなど、肉体労働が好き
・検品等細かな作業が好き
・SNSを使ったセールスが好き
・店長経験をして、人材育成が好き

アパレル販売員の仕事内容は意外とたくさんあります。

好きなことは次の仕事にも特に活かしたい大切なポイントです。

好きなこと、辞めたい理由を合わせて、より自分のライフスタイルに合う仕事を探しましょう

アパレルから転職することを決心したら気を付けることは?

まずは上司へ報告する必要があります

店長、もしくはエリアマネージャーに時間を作ってもらい、退職したい旨を説明してください。

民法では申し出から2週間で退職できる決まりになっています。

実際は務の引継ぎや、アパレルだと繁忙期の時期もあるため早めに伝えるのが好ましいです。

その上で上司と退職日を相談し、決定します。

告げてから1か月は見ておいた方が無難です。

仕事の引継ぎ、ご挨拶は丁寧にしてください

辞める決意をしたということは、少なからず職場に不満を持っていたからですよね。

あまり挨拶をしようという気持ちにはなれないかもしれません。

しかし、所属していた年月分、お世話になったこともたくさんあるはずです。

しっかりやりきることで新しい環境への一歩に、すっきりとした気持ちで向かえるようになりますよ。

まとめ

・アパレル経験者のコミュニケーション能力を求める企業はたくさんある
・辞めたい理由を明確にしておく
・得意なこともピックアップして、転職活動に活かす
・辞めるときは礼儀を忘れずに

おすすめ業種と辞めたい理由をメインにまとめました。

今アパレル販売員の仕事に不満がある人。なんとなくこの先の将来が不安な人。

辞めよう、そう決意する前に、自分の自己分析をしておくことをおすすめします。

そして本当にアパレル販売員を辞めよう!

そう思ったならいち早く転職に向け、行動してみてください。

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