アパレル販売員になりたいけれど、自分は内向的だし、向かない気がする。
アパレル販売員の印象といえば、明るい、社交的、など人付き合いが上手であることが大事と感じる方は多いのではないでしょうか。
特に接客の経験がない方にとっては、お客様と密に接するアパレルの仕事は大変そうに思うかもしれません。
やってみたいけど、勇気が出ない。
未経験で応募するとなると、何をアピールすればいいのかわからない。
こういったこれからアパレル販売員を目指したい方に向けて、疑問や不安にこたえていきます。
この記事の内容▼
記事でわかること |
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・アパレル販売員に選ばれる人の特徴5つ |
・プラスα好感度が高くなるポイント2つ |
・志望動機はこれを伝えればOK |
この記事を書いたのは▼
アパレル販売員歴11年
百貨店
駅ビル
ショッピングモールの様々な店舗で勤務
後半2年半はチーフとしてマネジメントを経験
目次
筆者はなんでアパレル販売員になれたの?
筆者は学生時代、かなりの人見知りでした。友達といるときも、気にしすぎる性格ゆえに、気疲れする日々。
話題を見つけるのも苦手で、初対面の人とはなかなか打ち解けることができませんでした。
社会人になるにあたって、そんな性格を直したい!
そう思うようになり、どうすれば人見知りを直せるのか考えた結果、
自分に向かなそうなアパレル販売員にあえてトライすることに決めました。
いくつかのアパレル会社を受け、数社から合格の連絡をいただけたので、そのうちの1社で働くことに。
当時は他にやりたい仕事があったわけではないので、成長できるならアパレルの仕事も良いかもな。くらいの軽い気持ちでした。
採用された理由を聞いてみた
初めて配属されたショップの店長が、後々採用された理由を教えてくれました。
エリアマネージャーに面接された私は、
- 質問に対して一生懸命説明しようとしていたこと
- エリアマネージャーの話をまっすぐ目をみて真剣に聞いていたこと
この2つの評価が高かったようです。
そんなことで?と思いませんか?
実際筆者はそこが評価されて採用になるんだ!とびっくりしたのを覚えています。
たしかに、接客未経験だった筆者には即戦力になる技術もなく、おしゃれに関しても自信があったわけではありません。
性格も明るいわけでも、話がうまいわけでもありませんでした。
ただ、成長したい!その気持ちを一生懸命説明しようとした。
今思えば本当にこれだけ。
よく受かったなと、自分で驚いてしまします。
しかし自分がチーフの役割を与えられ、ショップマネジメントやスタッフ教育を任されるようになってからは、その一生懸命さが大切ということに気が付きました。
上司から一生懸命さが評価される2つの理由
・アパレル販売員の仕事はお客様の話を親身に聞いて、アドバイスするから
・上司のアドバイスを前向きに聞けるアパレル販売員が成長するから
この2つがアパレル販売員の成長に大きく関わるから、社交性よりも、おしゃれよりも評価されたのです。
今後成長しそう、そう思ってもらえることが重要です。
そうは言っても、もちろん一生懸命さだけでは、えらばれないのも事実。
特にたくさん応募があった場合は良いと思う人の中から厳選されます。
そこでさらに確実にアパレル販売員の仕事を獲得するために気を付けたいことをまとめてみました。
ぜひ次のポイントを押さえてアパレル販売員を目指してみてください。
アパレル販売員にえらばれる人の特徴5つ
アパレル販売員にえらばれる人の特徴はこちら▼
選ばれる特徴5選 |
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①マナーを守れる人 |
②清潔感がある人 |
③丁寧な受け答えができる |
④勉強熱心な人 |
⑤ブランドイメージにマッチしている人 |
やっぱり、案外ふつうなんじゃない?
そう感じる方も多いかもしれません。
それでもこのポイントをしっかり押さえている方は、実際アパレルの仕事を始めてから活躍できます。
大切な内容なので、1つずづ説明します。
①マナーを守れる人
マナーを守るのは基本じゃないかと思われるかもしれませんが、大切なポイントです。
アパレル販売員は1日にたくさんのお客様の対応をします。
人と接することが基本の業務内容なので、どんな人に対しても常識的な対応ができることが求められます。
また、少ないショップスタッフと円滑に業務を進めていくために、時間を守る、ルールを守るということは重要です。
そして、アパレル面接に来る方の中には実際のところ、急にキャンセルや日程変更の希望を申し出る方がいます。
もっとひどい場合は無断で来ない、ということも。
仕方ない事情であれば問題はありません。
理由があいまいだったり、自己都合だと、チームとして仕事をするには難しいと判断されます。
②清潔感がある人
人前に出るアパレル販売員の仕事は清潔感が特に大切です。
面接に行くブランドのテイストや、トレンドのおしゃれな着こなしができる方はもちろん高評価。
しかし、どれだけおしゃれでも、例えば
・靴が汚れている
・服が毛玉だらけ
・タバコのにおいがする
こんな面が見えると、だらしない印象になりますよね。
それに比べ、シンプルな服装でも
・服にしわがなくきれいに保たれている
・ごみが付着していない
・清潔感のある香りがする
こちらの方が素敵な着こなしです。
お客様に信頼を得ることが大切なアパレル販売員の身だしなみは、清潔であることが重要です。
ファッションに関しては、入ってからたくさん学ぶことができるので、おしゃれであることにこだわりすぎなくても大丈夫です。
③丁寧な受け答えができる
丁寧な受け答えとは、相手の話をしっかりと聞き、問われている内容にしっかり答えることです。
特に、相手の話を聞くことができるというのは、アパレル販売員にとって大切な要素になります。
接客時に大切なことは、お客様の話をよく聞いて、理解することだからです。
- 相手の目を見る
- うなずく
- 相槌をうつ
コミュニケーションの基本ができれば、たとえ人見知りな性格でも問題なく好印象を与えることができます。
シンプルなポイントほど、案外見逃してしまっていることもあるはず。
いま一度、誰かと会話する時にはこの点を意識してみてください。
④勉強熱心な人
・一度そのブランドに行ってみて、接客を受けてみる
・そのブランドのテイストを勉強しておく
・そのブランドで好きな服を見つけておく
受けるブランドのことを知らなかったとしても、問題ありません。
しかし上記で挙げたようなリサーチをしておくだけで、勉強する意欲があると判断してもらうことができます。
実際にこういったリサーチをしておくと、意欲だけでなく、このブランドで働きたい!という熱意も感じてもらえる可能性があります。
面接では素直に、勉強してきたと伝えてOKです。
初めのうちはそのブランドについて知らない人がほとんど。
ブランドに詳しい人でも、実際働いてみないとお客様にオススメできるようなブランドの特徴を説明することはできません。
働くうえでコツコツと知識を身につけられる、意欲のある人がショップでは重宝されます。
⑤ブランドイメージにマッチしている人
容姿が整っている、ということではなく、そのブランドの服が似合いそうだったり、働いているスタッフに馴染めそう、というところがポイントになります。
目指すブランドがあるというよりも、とりあえずアパレル販売員になりたい。
そういう方は、自分に合ったテイストのブランドを探して応募してみるのが近道です。
事前にそのブランドの服や、現職のスタッフを見ておくのが間違いないですね。
憧れのブランドに応募するなら、同じテイストのファッションで面接に挑むと、働く姿をイメージして貰いやすいです。
以上が、えらばれやすい人の特徴です。
これなら私もできそう!
そう感じませんか?
ファッションが好き、接客してみたい。
そういう方なら性格や容姿をえらばず、アパレル販売員を目指すことが可能です。
ということは、他の人と差別化が難しいのでは?
こうも考えられます。
そこで次は、+αで好感度が高くなるポイントをお話します。
2.+α 好感度が高くなるポイント2つ
他の人と差別化できる2つのポイントはこちら▼
+αで意識したいこと |
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①目標が明確な人 |
②勤務時間や日数の融通がきく人 |
この2点あればショップとしてはかなりありがたいと思えるポイントです。
もちろん先ほど紹介した5点のポイントをクリアしている、という前提ですが、周りとはより違う視点からアプローチできるのでオススメです。
こちらも1つずつ説明します。
①目標が明確な人
目標が明確な方は、働いてからもモチベーションを高く保って仕事に取り組んでもらえると感じて、評価が高くなります。
あなたはアパレル販売員になったら、何に力をいれたいですか?
・お客様を笑顔にするような接客を勉強したい
・人見知りを克服したい
・自分が提案したコーディネートで売り上げを取ってみたい
・スタッフスナップなどのSNSで活躍してみたい
このように、具体的に自分の目標を説明できるのが好ましいです。
面接では必ず志望理由を聞かれます。
そのためこれらの目標を説明できるチャンスが必ずあります。
目標が明確にあると、それだけ熱量が高く感じられます。
②勤務時間や日数の融通がきく人
希望する勤務時間やシフトインできる日数はみなさんそれぞれです。
学生さんや主婦の方、お子さんがいる方は特に重要項目になってくるはず。
アパレルは土日やお盆、年末年始など、周りがお休みの日が稼ぎ時になります。
そのため、休日や繁忙期にシフトインできるかどうかは重要視されます。
セールなどイベント時期はとくに、予定時間を延長して働いてほしいと声がかかる可能性も。
急な残業やシフトインでもある程度融通利かせられると、ショップ側は大変心強いです。
もちろんすべてを店の都合に合わせなくても大丈夫です。
・毎週金曜は出勤できない。でも土曜の出勤は残業できます。
・遅番の勤務もできます。
・ある程度変則的なシフトでも大丈夫です。
例えば上記のどれかは可能、と言ってもらえるとお任せできることも多くなるので、ショップでは重宝されます。
しかし、無理してできます!と伝えるのはNG。
最初から何でもできるといってしまうと、採用側も遠慮なくおねがいすることが増えて、あなたがつらくなってしまいます。
自分が初めから許容できる範囲で説明してみてください。
以上2点が+αで好感度が上がるポイントです。
特に1つ目の、やりたいことが明確にあるということは、きっとどんな業界でも重宝されます。
アパレルは特に、日々数字を追いかけて目標達成を目指す仕事なので、目標に向かって行動できる人の評価は高いです。
アパレルの面接を受ける前にぜひ、あなたのやりたいことを明確にしてみてください。
まとめ 志望動機はこれを伝えればOK
この志望動機が強い!というよりは、自分のやりたいことを素直に伝えるのがベストです。
明確な理由がある人は意欲が伝わりやすいので、採用されやすくなります。
アパレルの面接は、相手が接客のプロなので比較的和気あいあいとした雰囲気で会話できるケースが多いです。
あまり緊張しすぎずに、面接に挑んでみてください。
まとめると
・アパレル販売員に向いている人は基本的なマナーを丁寧に実践できる人
・アパレル販売員になってやりたいことを明確にしておくと採用されやすい
・シフトの融通を利かせられることは有利
アパレル販売員は、色々なスタッフやお客様との出会いがあり、自分の世界観を広げるにはステキなお仕事です。
もしやってみたい、そう思うのなら、この記事を参考に一歩進んでみてください。