アパレル販売員は毎日たくさんの人と会話をします。
意外と肉体労働でもあります。
自分のペースで仕事することはできませんし、どんなにテンションが低くても常に笑顔で接客に入らなくてはいけません。
いくつもの大変な業務を継続するには、やりがいや目標が必要です。
この記事では、アパレル販売員として楽しく働くための目標についてお話します。
あなたの理想の販売員はどんな人ですか?
周りに目標の販売員はいますか?
あなた自身の目標は明確ですか?
この記事を書いたのは▼
筆者について |
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アパレル歴11年 百貨店 駅ビル ショッピングモールの様々な店舗で勤務 後半2年半はチーフとしてマネジメントを経験 |
目次
アパレル販売員の目標って必要?【あったほうが絶対楽しい】
アルバイトやパート、社員のように立場によってアパレル販売員の働き方はそれぞれです。
アルバイトやパートで働く人は特に、お金のために淡々と働く。
そう割り切ってお仕事する人もいますよね。
社員は日々の残業で疲れ果て、とにかく仕事を終わらせることで精いっぱいなんてことも。
冒頭で触れたように、アパレル販売員の仕事は大変です。
どんな業種にも言えますが、もちろんアパレル販売員の仕事も継続するには自分なりの目標があった方が、楽しく仕事に向かえます。
何のためにアパレル販売員になったんだろう。
なんか想像していた働き方とちがう。
そんなネガティブな気持ちにならないためにも、あなたが目指したいと思う目標を立てましょう。
アパレルの仕事はどうやって目標を立てるの?
新人の頃は仕事をおぼえること自体が目標ですよね。
しかし、慣れてくるといつの間にか目標はなくなり、なんとなく働いてしまうことも。
仕事を楽しむために、+αで考えたい目標の立て方について説明します。
一緒に働くアパレル販売員の中で素敵な人を見つける
一緒に切磋琢磨できる販売員、憧れる販売員を見つけることは目標を作るのにかなり役立ちます。
一緒に働く販売員で、この人素敵だな、すごいな。
そう思える人はいますか?
・一緒にいて心地いい同僚
・いつもアドバイスをくれる先輩
・的確な指示を出してくれる店長
どんな立場の人でもいいです。
この人いいな。
そう思う人がいたら、その人の良いと思うポイントについて考えてみてください。
・一緒にいて心地いいあの販売員は、話すときにいつも笑顔が素敵
・先輩はアドバイスをくれる時、アドバイスと一緒に私の良いところを伝えてくれる
・店長は仕事の指示がテキパキしてて、くだらない話も楽しそうに聞いてくれる
いいな、そう思う人は自分もそうありたいと思えるポイントが絶対にあります。
ということは参考になる行動がたくさんありますよね。
その人の良さ | 気付き |
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いつも笑顔で話をしてくれる→ | 場の雰囲気をよくすることができる。 お客様にもいつも笑顔で、楽しそうに接客している |
アドバイスと一緒に良いところを伝えてくれる先輩→ | 後輩の指導が上手 観察力がある |
店長の立場でくだらない話も楽しそうに聞いてくれる→ | 部下のささいなことも気遣える |
ぜひその販売員の良い所を具体的に考えてみてください。
何をしている時が楽しいか考える
アパレル販売員になって、この業務は好きかも。
そう思えるものはありますか?
あるある!そう思う人は好きなことを目標にするのも楽しく働くうえで大切です。
筆者は大量の納品を検品して、ストックにしまうこと。
この作業が案外好きでした。
たくさんある商品を限られた時間内にさばいて、きれいに収納する。
ゲームのタイムアタックみたいでちょっとワクワクしました。
しかも、きれいにストック整理ができると他のスタッフに感謝されるし、ちょっとした達成感もあるんです。
一見売り上げに関係ない仕事のように思えます。
しかしスムーズに商品をご案内できるなど、実は店の売り上げを維持するために大事な仕事でもあります。
接客面では、会話をしてくれるお客様にはたくさん話をして、お客様の話に共感するポイントを探すのが好きでした。
パンツを探しているけど、背が低いから裾上げしなくていいパンツがなかなか無くて…
こんな悩みを話してくれたりすると「わかる!」
という気持ちがあふれて「私もです!」と伝えてしまいます。
筆者も身長が低いのでお客様の気持ちがわかるし、この悩みを一緒に解決したい。
そう思えました。
そして何か共感し合えることが見つかるとお客様が少しずつ打ち解けてきて下さるので、その後の接客が緊張せずにできました。
好きという感覚は仕事をするうえでモチベーションにしやすいので、いっそ目標にしてしましましょう。
どんな内容でも構いません。
好きな仕事 | 目標 |
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納品時の検品、ストック整理が好き→ | ▲時までに検品を終わらせる みんなが見やすい配置でストックを整理する 素早い作業で、誰よりもきれいに商品をしまう |
お客様に共感するのが好き→ | 誰よりもお客さまと会話をする △人はロング接客をしてリピーターになってもらう 顧客をつくる接客を意識する |
苦手なことをピックアップする
一番成長を感じられるのは、苦手ができるようになることです。
店によっては月に1回など、店長やシスターの販売員からフィードバックを受けることがあるかもしれません。
そういう店では必ず、できなかったことを指摘されます。
自分自身が、克服したいと思う他に、上司から指摘されないようにするため克服しよう。
そう考えて苦手を目標にしてもOKです。
どちらにしても自分自身にとってプラスになることに違いありません。
自分は何が苦手か具体的に考えてみたら、それをそのまま目標にしてみてください。
最初から苦手だとわかっているので、少しでも前よりできるようになったと気づいたら、自分の成長を感じます。
さらに、努力して克服しようとしている姿勢が上司に伝われば、さらに上の仕事を任されたり、昇進につながる可能性も出てきます。
長くアパレル販売員を続けたいと思う人には特に苦手を目標にすることはおすすめです。
自分の極めたいことを決めて、目標にしよう
目標はいろんな角度から探せます。
アパレル販売員のタイプも様々です。
アパレル販売員として、これが正解!という決まりはないので、まずは自分が思うなりたい販売員をイメージして目標を立ててみてください。
きっと仕事に向ける意識やモチベーションが変わります。
この記事を見て、あなたがアパレル販売員の仕事にやりがいを持つきっかけになれば嬉しいです。